昨日は甲子園決勝。
母を訪問すると「午前中に入浴があったのでお疲れ」だそうで食堂で目をつぶったまま。
呼びかけても目を開けてくれない母。お昼ごはんもちゃんとは食べられなかったそう。
しかし、「星稜が決勝に出るよー」と耳元で言えば「え?星稜が?」と目を開けた。
すごいよ、北陸三県どこも優勝したことないよ、勝ったら優勝だよ、バンザーイだよとわたしがまくしたてると笑顔になった母。
「お部屋のテレビで観る?」ときくとコクリとうなづく。
まだ試合が始まるまで時間があり、イタリア料理の番組をやっていたがそれも珍しそうに眺める母。
うん、覚醒した!
一緒にわたしの適当な解説を交えてテレビを観る。
やがて野球の試合開始。
点数が0-0とか表示されるのは理解しているようだった。
父が野球をしていたこともちゃんと覚えていた。
さすがに試合の途中からは目をつぶってしまったけど久しぶりにまともに会話ができた感じ。
九九の2の段も言えた。
車椅子上の身体もまっすぐで足の上げ下ろしもスムーズ。
星稜高校ありがとう。あなたたちの活躍のおかげで母と観戦できた。
しかし試合が終わるまで観るのはは長すぎるので1時間内には切り上げた。
わたしが帰るので母を食堂に連れていく。
すると顔が少しこわばり、無言になる母。
前から思っていたのだけど、重度の他の入居者さんと一緒に過ごすのは嫌なのかもしれない。
今のホームの食堂は母にとっては嫌な場所なのかも。
GHの食堂のことは「ホール」と呼んでいた母。みんながいつも集まっていたし広々としていた。
今のホームの食堂は「ホール」とは呼べない。
狭いし、雑然としている。
スタッフの方はだいたいにおいて親切なのだけど・・。
最近、新しい入居者さんがあったようで(男性)その方は母を奥さんと間違えて帽子をかぶせたとか。
そういうことも母は嫌がりそうだ。
今度の日曜はホームで納涼祭のイベント。家族も参加できるので参加するつもり。
どんな雰囲気なのか?
しっかり見てきます。